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所属事務所:パールダッシュ【和文化研究家 齊木由香】
2024年11月19日更新
和文化研究家:齊木由香 齊木 由香:「和の暮らし」を楽しむ 旧家の歳時記366
和文化研究家【齊木由香】齊木 由香:「和の暮らし」を楽しむ 旧家の歳時記366
齊木 由香:「和の暮らし」を楽しむ 旧家の歳時記366

旧家に伝わる日本のしきたりや作法が学べる、楽しめる!
「和の暮らし」を楽しむ 旧家の歳時記366

株式会社主婦の友社は2024年11月27日(水)に、書籍『「和の暮らし」を楽しむ 旧家の歳時記366』(齊木由香 著)を発売いたします。



明治生まれの祖母直伝!
知っておきたい「和」のしきたりやマナーが1冊に

年越しやお正月などに伝統的な行事が続くこれからの時期。日本に古くから伝わる季節ごとの行事やしきたり、食文化などを、改めて学んでみませんか?『「和の暮らし」を楽しむ 旧家の歳時記366』(齊木由香著)は、旧家に生まれ、現在は和文化研究家として活躍する齊木由香さんが、古き良き「和の暮らし」を今の生活の中で楽しむ方法をナビゲーションする書籍です。

自然豊かな鹿児島・伊佐市の酒蔵を営む家系に生まれ、明治生まれの祖母のもと、伝統的な和の暮らしを実際に体験しながら育った齊木さん。お祖母様から教わった、時節ごとの伝統行事やしきたり、花や器の室礼(しつらい)、旬の食材の味わい方、自然を体感する和のレジャー、おつきあいの作法、暮らしの知恵などを、1年366日分、美しいイラストとともに紹介しています。

「和の暮らし」を楽しむ 旧家の歳時記366



季節の行事やしきたりを楽しむアイディアが満載

例えば11月なら…「秋のおもてなしには、土の味わいが温かく、どっしりとした重みのある陶板がぴったりです。たとえばイチョウの干菓子をのせ、道を黄色に染めるイチョウの風情を一足早く楽しんでいただきます」。



12月は…「冬至には『ん』のつく食べ物を食べると、運が呼び込めるといいます。にんじん、れんこん、大根、南京(なんきん(かぼちゃ)、うどんなど、寒い時期にとりたい栄養たっぷりの食材をとることで、健康を維持するという昔ながらの知恵ですね。これらの食材を大皿に盛った『運盛り』と呼ばれる室礼も、運気を高めるといわれます」。

1月は…「元旦はお屠蘇(とそ)で邪気を払いましょう。お屠蘇とは、生薬を調合した『屠蘇散(とそさん)』を本みりんなどにひたした薬酒で、鬼を屠(ほふ)り、人の魂を蘇らせる効果があるとか。
朝、手を清め、神仏に挨拶を済ませてから、家族の年少者から口を付けます。銚子飾りをつけた銚子から、大中小の盃に屠蘇を注ぎ、1つずつ飲みますが、1つの盃に注いで、3回に分けて飲んでも」。




意外と知らない和のマナーも伝授

「お歳暮やお年賀、お土産を持参するときに便利なのが風呂敷です。結び目のある『お使い包み』は日常使いに、改まった席には結び目をつくらない『平包み』と使い分けを」。
「おせちにも食べ方の作法があります。年長者から箸をつけるのがルール。とり箸で一の重から順に取り皿へ。わが家では5段重でしたが、五の重は控えの重といって、神様からいただく福を詰めるため、空にしておきました」




「室礼」で、季節と和の心を暮らしに

齊木さんが「繊細に移り変わる日本の季節を味わうのに」提案するのが、季節の花や果物などを飾り、幸運を呼び込む「室礼」。「新年の室礼は、初日の出を思わせる晩白柚をお膳にのせたり、「芽だしもの」のくわいやかぶを大皿に」。「2月は、早咲きの桜として知られる河津桜を大型の陶の花器に大胆にいけ、家で一足早いお花見を」。




懐かしい季節の行事や食を、今楽しむ提案も

そのほか、書籍には、大人は懐かしく、若い人には新鮮な和の伝統行事やしきたりを楽しむ方法が満載。「冬の時期は地域の『火の用心』の夜回りに参加してみては。『火事』が冬の季語になるほど火災の増える時期。拍子木を打ち鳴らして『火の用心』と声を掛け、防災意識を高めつつ、地域の方々との親睦も深めましょう」。
「家でも和食が食べる機会が増える年末年始に向け。鰹節を家で削ってみてはいかがでしょう。けずりたての鰹節でだしをとると、鍋や煮物もぐっと本格的な味に。鰹節は頭側を手前から奥に押して削ります。逆に削ると粉になるので注意を」。


1月「十日えびす」は福笹で福を招く/寒の水でみそ仕込み

2月 初午の日にお稲荷さんをいただく/ハッカ油で花粉症対策/美しい座布団の座り方を学ぶ

3月 和菓子の食べ方を知っておく/和三盆の干菓子で春を愛でる/桃の花の季節に野点ピクニックへ

4月 東西の桜餅を食べ比べ/お辞儀の正しいマナーを知る/「お香の日」に香りを遊ぶ

5月 八十八夜は新茶の2つの味を堪能する/香り野菜の盛り物を虫よけに/和のかごで果物や花を美しく運ぶ

6月 和のハーブで石鹸を手作り/嘉祥菓子で厄除け

7月 よしずに水をかけ自然の冷房に/打ち上げ花火の名前を調べる/訪問着の「格」のマナーを知る

8月 雪輪紋の器と琥珀糖で涼を演出/ひまわりを投入れにし夏を味わう/精霊棚を飾る

9月 手縫いの雑巾に刺し子をあしらう/洋のスイーツを月見団子に見立てる/彼岸そばで胃腸をいたわる

10月 金継ぎでお気に入りの器をながく使う/今だけの本シシャモを堪能する/匂い袋をたんすに忍ばせる

11月 炉開きの季節はぜんざいを/しょうが湿布で冷えの養生/紫式部を陶器の花入に/新嘗祭に新米をいただ

12月 雪見鍋で胃腸を整える/鉄瓶で血流改善/和ろうそくのあかりに癒される

366日、今日やってみたいことを探したり、昔の暮らしを懐かしんだり、子どもや孫に伝えたりと、家族みんなで楽しめる一冊です。





齊木 由香

和文化研究家、日本検定協会代表理事、日本近代礼法教授。
1982年鹿児島県伊佐市の酒蔵を営む旧家に生まれる。日本文化に精通する祖母のもと、幼少期より着物を日常的に身に着け、四季折々の伝統行事やしきたりを実際に体験しながら育つ。現在は和文化研究家として、日本の文化であるもてなしの心・所作を現代に伝える取り組みを行っている。2024年に文化庁後援事業 「日本検定(英名:Japan Quest)」を立ち上げ、若い世代や海外に日本文化の正しい知識を発信するプラットフォームをスタート。


【書籍概要】
●商品名:「和の暮らし」を楽しむ 旧家の歳時記366
●著者:齊木由香
●定価:本体1980円(税込)
●発売日:2024年11月27日
●出版社:主婦の友社

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